お正月の花として全国的に知られているスイセン(水仙)、中村家文化財庭園でも咲きました 。
中国では天にいる仙人を天仙、地にいる仙人を地仙、水にいる仙人を水仙と云っています 。
そもそも原産は地中海沿岸でシルクロードを通って中国に渡り、日本に来たのが平安時代末期、(中国では南宋時代)白い花が咲くことから水仙と中国で云っていたのを日本で「スイセン」としたのが始まりとなったようです 。野生化して、暖地の海岸(砂浜)に群生しています 。
ヒガンバナ科で全草有毒です 。嘔吐、下痢、けいれん、麻痺などの中毒症状がありますが、一部抗がん性があることから治療に使われているようです 。
花言葉は「自己愛」、 美少年ナルキッソスが泉に映った自分の姿に恋い焦がれ、憔悴しきって命を失うと云うギリシャ神話から来ています 。
好きな相手を一途に思うロマンチスト。幾つになっても恋のできる柔軟な心の持ち主のようですネ!