中村家住宅植物あれこれ

今日は少しややっこしい植物をご紹介します。お土産屋に入る手前にソテツ類が3つ並んでいます(左石垣の手前) 。 

一番手前のソテツの仲間が「ヒロハザミア」と云います。(写真)  このヒロハザミアはメキシコ・ベラクルーズ原産で別名「メキシコソテツ」と云います。これを世界共通語である学名で云いますと「ザミア・フルフラケア」です。

もう一つ「ヒロハザミア」があります。  世界共通語では「ザミア・プミラ」と云います。

葉の形、幹の形状がお互い違うのになぜ同じ名前を付けたのでしょうか ?

実は専門家も最初この2つが同じものだと考えていたそうです(笑)。

ですから皆さんは「ザミア・フルフラケア」を「メキシコソテツ」、「ザミア・プミラ」を「ヒロハザミア」と呼ぶとわかり易いと思います。

写真は「メキシコソテツ」です。Cimg1029

中村家住宅植物あれこれ

駐車場からお土産店に入るところに赤い花(じつは「花苞」で花は黄色です)をつけた植物があります。  葉は青緑色に黒紫の縞模様が虎斑に似ていることで「トラフアナナス」と云います。  南アフリカ・ギニア原産でパイナップル科フリーセア属です。この属は250種類もあり皆様もご存じの「オオインコアナナス」もこの仲間です。赤い花苞は3カ月ほど色褪せずに楽しませてくれます。Cimg1026

中村家住宅植物あれこれ

まだ1~2輪ですがサンパチエンスが咲きました。Co2を削減する植物として話題となったもので、今回お見せするのはサンパチエンス・キッズホワイトとキッズオレンジです 。

ツリフネソウ科で、ある種苗会社が品種改良したもので、幾つかのなかからキッズ・シリーズを選びました 。お土産店前に鉢植えしてありますのでご覧ください。Cimg0983 Cimg0984

中村家住宅植物あれこれ

以前(今年の1月)にも書きましたが、コウシュンカズラが満開を迎えています 。 今は鉢植えですがそろそろ地下植えにしたいと考えています。

沖縄ではよく見かけるものですがこの植物の原産地(台湾の最南端恒春半島)では貴重な植物(厳重瀕絶滅植物)ととなり、数もかなり少ないようです。是非この際ですのでご覧ください。生育場所は1月のブログでお知らせしています 。

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中村家住宅植物あれこれ

今盛りと咲き誇っているのがゲットウ(月桃、サンニン)です 。 ショウガ科の大形単子葉植物で、九州南部(大隅半島)沖縄、台湾、中国南部、東南アシアに分布している芳香を発するハーブです 。

台湾産月桃の生薬を砂仁(サンニンと呼び沖縄名になった)と呼び、中国では艶山姜(えんざんきょう)と呼びます。

沖縄ではこの葉に餅を包む「かーさーむーち」にしたり、種子は粉末にして「健胃薬」、根を「虫さされ」に用いる。

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中村家住宅植物あれこれ

沖縄も5月6日が梅雨入りになりました 。 梅雨と言えばアジサイですね?日本古来の花「ガクアジサイ」は公園や寺院で花まつりとしておなじみです。

中村家住宅のお土産店前でも鉢もののアシサイが置いてあります 。 しかし紫陽花色(青紫色)ではなく赤に近い色なのです。

これはガクアジサイを西洋(バンクス卿が1789年中国からイギリスに送った)で品種改良し「セイヨウアジサイ」として逆輸入されたものです 。 名前は「ハイドランジャア ロシータ」の種類と思われます。 Cimg0963

中村家住宅植物あれこれ

Cimg0919_2  お土産屋とお隣の境に綺麗な花を見つけました 。  

バショウ科「ヘリコニア・ロストラータ」園芸種です。

南米やハワイに自生する大型の花で、沖縄では生け花によく使われています。