中村家住宅植物あれこれ

熱帯地方では比較的赤い花が多いようです 。 今日ご紹介する植物も熱帯アフリカ原産の登はん性または半つる性の低木で比較的小さな花が咲くものです  。お土産品店南側にあります。ノウゼンカズラ科ヒメノウゼンカズラと言います。沖縄の人(うちな~んちゅ)はこの植物がけっこう好きで自分の庭に植えている人が多いようです。 Cimg0777 Cimg0778

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文化財の中庭には葉の白ぽい植物があります。  石菊(いしぎく)といい正式名はモクビャッコウといい、沖縄では海岸の石灰岩にはにはよく見られるものです。最近では門の脇にはよく植えられています。  乾燥には強く、あまり手入れがいらない植物として人気があります。もちろんキク科の植物です。内地ではしょうしょう温度がたりないので育ちにくいですが、冬は家の中の日のあたる窓際でしたら観賞はできます。 Cimg0771

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今回は日陰に強く、乾燥にもよく耐えるサトイモ科の植物を紹介しましょう。この植物は熱帯南アメリカに15種程在ります。カラジュウムという葉が少々大きいもので、ミズバショウと同じ科です。  このカラジュウムは葉が綺麗で人気があり内地でも室内の観葉植物としてよく見られるものです。沖縄では路地栽培されています。  白地に葉脈部分が緑のものをカラジュウム・キャンディタムと言います。お土産品店と駐車場にありますので観賞して下さい。 Cimg0764 Cimg0765 Cimg0767

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これは鉢植えですが、内地では育たないしあまり見かけない植物です。キントラノオ(金虎尾)と言って中米メキシコ、マダガスカルを含む熱帯アフリカに生育しているものです 。キントラノオ科は世界に1000種ほどあり、琉球諸島には3種あります。黄色い小さな花は花壇や鉢植えに良く、沖縄ではよく使われなす。 Cimg0753

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沖縄では一般的になっている植物をご紹介いたします。内地では殆ど目にすることはできません。世界的にもあまり多くはない種です 。名前はターネラあるいはツルネラといい、南米やアフリカに生育しているもので、沖縄でも近年爆発的に生育し、雑草のように蔓延っています。オシロイバナ科です。Cimg0741

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今盛りと咲き誇っているのが「ブーゲンビレア」=テリハイカダカズラです。沖縄ではどこにいっつても見かけるつる植物で、東南アジアでも一番目にするものです。南アメリカ原産デオシロイバナ科イカダカズラ属。世界には14種、栽培種はブーゲンビレア・クレブラ、ブーゲンビレア・スペルタビルス、ブーゲンビレア・ペルビアーナの3種が原種として交配したものが広く一般に出回っているものです。  中村家ではいろいろありますが種類を特定するのにはもう少し研究しなければ特定が難しいようです。  Cimg0748 Cimg0749 Cimg0750 Cimg0752 この花と思われているのは実はガクで花はなかの白い小さなものが花です。またするどい棘がありますのでむやみに触ると怪我をしますのでご注意下さい。

 

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お土産店の裏手、あまり見かけないつる植物が有ります?。ウンナンヒャクヤク(雲南百薬) とかリュウキュウヒャクヤク(琉球百薬)、オカワカメ(丘若芽)と呼ばれています。正式な和名はアカザカズラ(藜蔓)。ツルムラサキ科の植物で琉球列島には古い時代に渡来したようです 。沖縄ではビタミンやミネラルが豊富で南アフリカ原産の野菜として お浸し、味噌汁などによく使われています。  内地でも大きな園芸屋さんでは売っているそうです。  Cimg0743  

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中村家では変った植物の実が生りました 。  駐車場の一角にビンロウ(檳榔樹)がオレンジ色の実をつけています。スリランカ原産のヤシ科植物、ペナン島の名の由来。この実を細かく切ったり、砕いて石灰(サンゴを細かく砕いて石灰粉にしたもの)にまぶし、キンマ(コショウ科)で包んだ嗜好品。実にはアルカロイドが含まれ、興奮、刺激、食欲抑制などの作用があるほか、依存性があるため禁断症状や発がん性(咽頭がん、舌がん)があり  沖縄ではこのような習慣(嗜好)はない。 Cimg0730

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今年もホウオウボク(鳳凰木)が咲き始めました。  お土産店の前にある大きな木がそれで、赤い花が咲きでしました。 マダガスカル産のマメ科(ジャケツイバラ科)熱帯植物で成長が早く世界三大名花です。熱帯植物は開花がまちまちで、だいたい5月頃から9月頃のいつかに咲きます。中村家においでの際にホウオウボクの花が咲いていましたらラッキー です。頭の上で咲いていますので「仰ぎ見る」か「遠くで」みてください。Cimg0727 Cimg0728 Cimg0729

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文化財住宅には井戸がありますが、この井戸の廻りにはランタナが植えてあります。クマツズラ科の常緑小低木で熱帯アメリカ、アフリカ原産で世界に150種程あります。花の色が朝方と夕方では花の色が変化するので日本では「シチヘンゲ(七変化)」といいます。  沢山の種類があるにもかかわらず種名があまりない変わった植物です。  井戸の傍に植わっているのは「アカバナランタナ」と「キバナランタナ」です。Cimg0703 Cimg0702丈夫な植物で沖縄では年中咲いています。

あまり手入れのいらない、乾燥にも強いもので、街路樹の下にもよく植えられています。この他にコバノランタナもよく使われています。