中村家のすぐ隣」に半つる性のシクンシという植物があります。乾燥種子は古くから薬用に使われていたもので、シクン「使君」とは「四方の国にさしつかわされる天使の使者」のことで「使君子」はこの使者のような薬という意味です。シクンシ科の植物でインド、ミャンマー、マレー半島、ニューギニア原産です。朝白い花が咲き、夕方には赤く変わるもので、お土産店にも生け花として時々飾ってありますのでご覧ください。
サンダンカ
中村家住宅植物あれこれ
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コチョウランの花
中村家住宅植物あれこれ
今、沖縄ではラン科植物の花盛りです。着生ラン(木の幹や枝に付着するラン)や地生ラン(地面に直接生えるラン)を色々なところで見かけますが「村の花」としてもランになっています。中村家でもいろいろなランが見られますが特にデンファレ類やコチョウラン類が多くあります 。屋敷林の樹を見上げてください、よく咲いた花やつぼみがありますヨ!今日おみせできるのはコチョウランです。沖縄では露地でこんなに良くさきます。
中村家住宅植物あれこれ
中村家には多くの植物がありますが、その中でも匂いを発するものも沢山あります。特に花の咲くものが多いのですが葉からするものも有ります。葉から匂うものではヒレザンショウ、ゲットウ、ランタナなどですが花が咲くと匂うものではクチナシ、トベラ、ヤコウカ、ピラカンサ、グァバ、シャリンバイ、カラタネオガタマ、クロツグ、ネジバナ、サガリバナなどがあります。また実の成るものではシラタマカズラ、トベラ、ピラカンサ、グァバ、シークァーサ、カラタネオガタマ、リュウキュウコウメなど季節により花や実から匂うものが多くあります。これらのなかでも白い花は良く匂います。
なぜか?って、虫がたくさんいます。夜行性の虫も多く、彼らをよぶには白い花と匂いで引き寄せるからです。これは 植物の戦略なのです。 左からリュウキュウコウメ、シャリンバイ、クチナシです。